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3
SNOWMAN
寒すぎる朝も 窓を開けてみる
冷えた風は 今も 君を連れて来るから
灰色の空が 舌を出しながら
ガーゼのような雪を 敷きつめた白い朝
おもちゃのシャベルと 青い長靴と
12月の風と 手を振る君と
走る走る 迷いもなく はしゃぐ犬よりも速く
眠い太陽が 屋根を溶かして 魔法を消す前に
僕らは憧れを 早く 早く作ろうとしたけど
雪が足りなくて 泥の服を着た あの日の小さなスノーマン
絵本の世界が 嘘に見えるのは
この世界の嘘を まだ知らない頃
夢を叶えたあと 夢から目が覚めて
君は遠い街で 報せもない
笑いながら ふざけながら 高い枝にジャンプした
届かなくても不安じゃなかった ただ空を見上げて
僕らの憧れは 遠く 遠く離れてくけど
今も覚えてる 夕暮れの鐘と がっかりした横顔
君の手を取り 走り出したよ
白いままの 雪を探して
はじまりの場所には ずっと 変わらない君がいるよ
期待外れでいい 前に転がそうって笑ってる
僕らの憧れは いつも 形を変えてくけど
きっと忘れない 泥の服を着て 泣きそうな顔のスノーマン
2014-05-27 | Posted in lyrics | No Comments »
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